2015年7月より、順天堂大学医学部附属浦安病院の4番目の診療部門センターとして、
体外受精顕微授精など、高度生殖補助医療まで可能なリプロダクションセンターを開設いたしました。
泌尿器科と産婦人科の協力により、乏精子症無精子症に対する
MD-TESE(顕微鏡下精巣内精子回収術)など男性不妊にも対応可能です。
千葉県では7番目の特定不妊治療費助成事業指定医療機関となっており、地方自治体により条件は若干異なりますが、
治療費の助成もお受けになることが可能となっております。
詳細につきましては、各自治体の健康福祉センター(保健所)にお問い合わせください。

ごあいさつ

センター長 辻村 晃

少子高齢化を迎えた現在、不妊症に対する対応はますます重要になります。現在、お子さまを希望されるにもかかわらず妊娠しない、あるいは流産を繰り返すカップルは、全てのカップルの10-15%と推測され、我が国の統計でも約5.5組に1組が不妊症の検査や治療を受けた経験があると公表されています。晩婚化が進む現代社会では、不妊症に悩む方はますます増えていくものと思われます。
当リプロダクションセンターではまず女性不妊症の原因検索としてホルモン検査、子宮卵管造影、子宮鏡検査など、男性不妊症の原因検索として精液検査を行います。その後にそれぞれのカップルに適した治療方針をプランニングします。タイミング療法、人工授精といった一般不妊治療をはじめ、高度生殖補助医療である体外受精や顕微授精など、幅広い先端治療を提供しております。特に高度生殖医療を行う場合は、ライフスタイルや医学的適応を考慮したオーダーメイドの排卵誘発法を提案させていただいております。
女性における不妊症の原因となる子宮筋腫や、子宮内膜症などの治療に対し、積極的に低侵襲な腹腔鏡手術や子宮鏡手術を行っており、男性における不妊症の原因となる精索静脈瘤に対する手術や、50-100人に一人存在すると言われる無精子症に対する精子採取術も行っております。
また、近年注目されているがん生殖医療への対応として、化学療法により生殖機能の廃絶が予想される患者さんに対する卵子・卵巣凍結保存、精子凍結保存にも早くから力を入れてまいりました。卵子・卵巣凍結保存及び精子凍結保存は将来の妊娠の可能性に繋げるために、小児を含む若年患者さんへ積極的に行なっております。同様に社会適応による卵子凍結も行っております。
詳細につきましては、外来担当医にご相談ください。