2015年7月より、順天堂大学医学部附属浦安病院の4番目の診療部門センターとして、
体外受精微授精など、高度生殖補助医療まで可能なリプロダクションセンターを開設いたしました。
泌尿器科と産婦人科の協力により、乏精子症無精子症に対する
MD-TESE(顕微鏡下精巣内精子回収術)など男性不妊にも対応可能です。
千葉県では7番目の特定不妊治療費助成事業指定医療機関となっており、地方自治体により条件は若干異なりますが、
治療費の助成もお受けになることが可能となっております。
詳細につきましては、各自治体の健康福祉センター(保健所)にお問い合わせください。

ごあいさつ

センター長 菊地 盤

不妊症に悩む方々は多くいらっしゃいます。その原因はさまざまです。
当科では、不妊症の原因となる子宮筋腫や、子宮内膜症などの治療に対し、積極的に低侵襲な腹腔鏡手術子宮鏡手術を行っております。

この腹腔鏡下手術と上記、体外受精の技術を用いて、がん治療の化学療法などの副作用による、卵巣機能廃絶予防目的のための、卵子・卵巣凍結保存にも力を入れております。
がん・生殖医療として最近注目されている分野ですが、特に小児を含む、若年患者さんには、将来の妊娠の可能性を残すべく、積極的に適応しています。
順天堂大学は、国内でもいち早くこの治療に取り組んできた施設の一つで、2010年から行っています。
さらに、浦安市の助成金による寄付講座も設置されており、将来のために保険としてご自身の卵子を凍結保存しておく、「社会的卵子凍結研究」も行っております。
この方法は、あくまで研究の一環として行っており、対象となる方は市内在住の方のみなど、いくつかの条件がありますが、ご自身ががんなどに罹患した場合の保険として使用することが可能です。

また、30代半ばから卵子の老化により、妊娠する可能性が低くなることが明らかになっておりますが、その際に凍結した卵子を用いることで、妊娠することが期待できます。
不妊治療や、がん・生殖医療は、基本的に自費診療であり、ご負担が大きくなってしまいますが、上述の県の助成をお受けになれる方もいらっしゃいますし、がん・生殖医療につきましても、市との研究の一環として行っておりますので、浦安市在住の方はもちろん、それ以外の方も、一部ご負担を軽減することができるようになっております。
詳細につきましては、外来担当医にご相談ください。